■登校刺激の遮断にはどんなねらいが?
「登校刺激を遮断する」という対応策は、不登校という症状が、「登校しなければならない」という観念に対抗する防衛機制として現れているという前提から導かれます。登校への強迫的な思いから脱すれば、登校しないこと以外の症状は軽減され、防衛機制としての不登校という症状形成に使われていた心的エネルギーが内省に振り向けられて、本来の原因であった心的葛藤が姿を現し、それが回復の契機となるという考え方です。

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