■健康障害児の困難と病気の自己管理との関係は?
病気は子どもの生活や行動を拘束制限し心に影響を及ぼしますし、その逆も起こります。この中で子どもが具体的な対処が可能なのは生活や行動の部分で、それにより病状を安定させようとするのが自己管理です。自己管理の対象は病状変化の原因をはっきりさせ、適切に対処すること、病状悪化を知り対処すること、病気に即した生活を習得し継続することです。しかし病状変化は激しく原因が捉え難いこと、長期に及ぶ療養生活の効果が分かり難くいのです。教育的援助は、病状認知や生活の維持といった側面を支えます。

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