■統合をどうとらえたらいい?
1993年12月、第48回国連総会で「障害者の機会均等化に関する標準」が採択されました。これは1981年の「国際障害者年」を出発点とし、「国際障害者の10年」(1983〜1992年)の間に作成されたものです。ここでは、統合された環境(integrated settings)の下での教育を原則としています。我が国では、統合教育や統合保育といえば、通常の学級や保育所・幼稚園で教育・保育を受けることだというふうに、きわめて狭く、限定してとらえる傾向があります。しかし、国際的には、子どもの教育の全体系のことをいい、きわめて幅のある多用な教育形態としてとらえています。

2->

[9].戻る
[0].トップヘ戻る