日本語の「YOU」を考える

あなたあんたねえ、あのー、おまえおめーてめーおいっうぬそちそのほうお前さん貴兄貴殿アナタねぇ、そこな老人、よっ色男っ

日本人の場合、相手を呼ぶにも実にいろんな呼び方があって、しかも状況によっては、どれも使えないといった酷寒の事態も起こったりする。困るのは相手にあわせて自分の呼び方も、私、わたくし、あたし、ボク、オレ、自分、ウチ、われ、わて、おいら、おいどん、拙者、やつがれ、わらわ、小生、おじちゃんはねえ・・・等々と最適化しなければならないのだ。まあ、それも今は昔の話なのかもしれない。しかし油断は禁物というもの。たとえば就職試験などの閉じた空間では、いまだにこの悪しき風習が、バカオヤジのポマードのようにねちっこく、伝統的に息づいている。使い方を一歩あやまれば、将来の夢だって泡と消えることもあり得るのだ。


☆ことのはじまり(ある美大生の悲劇


ああ、どうして「あなた」はこんなにズカシイんだ!
英語の「YOU」がうらやましい〜!
なんて思ったことありませんか?

そこで、悩めるすべての日本人に提案。YOU=貴様。

相手の呼び名をいついかなるときも「貴様」に統一。といっても、いきなりはムリであろうから、メールなどで徐々に利用頻度を高め、少なくともネットの世界においては、これを標準化していく。また、今後は貴様と呼ばれても怒らない。こんな微細な意識変化から、日本の国際化は始まるのだ、というかなりアヤシイ決意のもとに、一致団結した運動体、すなわち「世界貴様統一協会」なるものを設立。ご賛同いただいた貴様のサイトは、下記の「貴様バナー」を貼りつけこの運動体に参画ください。



☆参考文献:日本における「貴様研究


☆日本にもいた!ネーティブ貴様


☆知らないとソンをする?貴様文法入門

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