ナンバー銀行の話


最初の4つの国立銀行のうち、国立銀行から発祥したのは第一・第四だけ。第二の横浜銀行は、もともと横浜にあった横浜なんちゃら銀行にあとからできた第二銀行がくっついたもの。だからルーツは国立銀行よりも前だ。

第三の富士銀行も然り。もともと日本橋小舟町にあった「安田商店〜のちの安田財閥のルーツ」が発祥。その後に第三銀行を吸収。ちなみにいまでも富士銀行の小舟町支店は取締役店舗(支店長が取締役という格上のビッグな店舗)で、富士銀行博物館みたいなのがビルの上のほうにある。しかしながら、店の規模は実際には大した事がない、まあ、シンボル的な店舗になっている。

ちなみに三和銀行ももともと3つの銀行が合併しており(1933年のお話)、その中の一つがナンバー銀行だ(三十四銀行)。そのほかのニつも実はナンバー銀行なのだ(13と148)。

まあ、みんな昔のお金持ち(土地をたくさん持っていた庄屋とか、両替商)が銀行を作っていた訳で、国立銀行が発祥という由緒正しき第一銀行も、実は渋沢家の流れを汲んでいて、後の五大財閥の一つになっていったのでした。

ぜんぜん関係ないけど、三井財閥は本拠地が日本橋室町で、もともと三井銀行も室町にあったし、三井信託はいまでも室町が本店だ。蔵下はよく知ってるはずだが室町は別名「三井村」と呼ばれていて、三井グループの企業ばっかりある。三井グループの三越(三井信託本店の隣)はもともと「三井越前屋」を縮めたもの。

三井グループはなかなか三和銀行などとは取引していただけず、非常に苦労した。

投書: たらさん

Thanks!ジョンの魂さん



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