超解体新書
失われた膜の秘密。
フランスのジル・ドゥルーズさんがね、資本主義は器官なき身体だっていったんだ。さっぱりわかんないでしょ。詩人のねじめ正一さんなんか脳膜メンマって表現してたなあ。心臓キムチ、肺は江戸むらさき、鼻の先から桃屋穂先メンマやわらぎ正油味・・・ハハハ。よくわかんない?では、その証拠物件。おなじみドクター抹茶んから現代医療の最新兆候をGET。
野うまく(脳膜)
ほらね。現代人は器官を区別する膜がない。野原に捨てちゃったらしい。
猛巻く(網膜)
いきおい巻いちゃったりするんだよ。ぐるぐる、めまいの回転寿司。
虚うまく(胸膜)
はじめから膜があったなんてウソだったかも。(虚唄子の発言)
虚馬喰えん(胸膜炎)
喰えるわけはない。そんな馬。
吹く膜(腹膜)
吹くな、吹くな。わたしの膜が飛んでいってしまう。(愛染きょうこの発言)
福間喰えん(腹膜炎)
だから、喰えないっていってるでしょ。ホルモンじゃないんだから。
支給ない膜(子宮内膜)
支給ない?・・・うふん、えっち。(小野小町の彼氏の発言)
朝刊膜(腸間膜)
医師「これから朝刊膜のオペをはじめる。クランケは何新聞だったっけ」
看護婦「朝日新聞です」
医師「朝刊あるな、よし・・メス」
看護婦「あ、先生。大変です。この人、先月で朝日新聞やめてました」
医師「・・・で、今は何を読んでるの?」
看護婦「ゆ、ゆ、夕刊フジです・・・」
医師「だ、だまされた」
現代人は膜が足りない。とくに若い女性はもっと膜を大切にしなさい。(世間虚仮主人)