就職氷河期の悲しい敬語

●あるCM制作会社社長あてに、就職希望学生からこんなメールが届いたそうです。

(プライバシー保護のため仮名・脚色しています)

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加藤社長様

『月刊CM会議』でインタビュー記事を拝読いたしました。
私、武蔵野芸術大学で造型学を専攻している末広涼子と申します。
専門はサイバー空間における立体造型で主に3D映像を得意分野としています。
将来はここで培った技術を活かした仕事をするのが夢です。
ところで、貴様の会社では、このような美術関連職種の募集は(以後、省略)

社長がここで、メールを読むのをストップしたのは、いうまでもない。
え?どーしてって、よく読んでください。
文末にさりげなく「貴様の会社」というかなりキケンな敬語が・・・
「なにぃ〜貴様?」
いくら笑いもシャレも大切なCM業界とはいえ、
なにが悲しくて40過ぎの会社社長が、
若いねーちゃんに「キサマ」呼ばわりされなきゃならないんでしょうか?
彼がメールを読むのをストップしたのは、怒りからではありません。
笑いすぎて、それ以上読めなかったから、だとか。

くわばら、くわばら。