印度大麻煙草の巻


御ハミガキ粉「国の光」

商品名もおそれ多いが、ボディコピーによると「化学的作用により」歯の根を固くし、食物の味をよくし、なんと胃腸も健やかにするハミガキだったらしい。(明治27年『朝日新聞』)

印度大麻煙草

なんとオープンな!当時は大麻もぜんそく薬として市販されていた。しかも陸軍軍医の推奨つきに2度びっくり。(明治28年)

カチドキ

ハミガキ粉らしい。使用後は<精神恍惚>として<口内爽快>となる、なんだか有り難そうな商品であった。(明治28年『東京朝日新聞』)

かぜ薬 東郷散

「東郷さん」のシャレである。東郷将軍が艦隊を全滅するがごとく、風邪が完治したらしい。すごい比喩!(明治38年『京都日出新聞』

露苦戦

高野鉄道のコピー。6銭で列車の乗り放題キャンペーンを実施したらしい。6銭といえばさぞかしロシアも苦戦したにちがいない。プロパガンダ価格・・・(明治38年『大阪毎日新聞』)

漢口陥落万歳!!祝杯は忠勇で!!

忠勇は日本酒みたいだ。この時代、お酒の広告もあったのには驚き。勢いで買わせてしまう、今も昔も清酒広告の基本。(昭和13年『大阪朝日新聞』)

富国徴兵

生命保険会社のコピー。徴兵保険という商品があった。フコク生命のルーツはここらしい。「富国徴兵生命」(昭和16年『大阪朝日新聞』)

働け、身のため国のため

で、手足の疲れ、肩こりにメンソレータムとくる。ほとんどオドシ?(昭和16年『大阪朝日新聞』)

来るぞ防共の翼

派手なプロパガンダ広告を繰り広げていた仁丹であるが、ついに「防共容器」と呼ばれるパッケージまで登場する。(昭和13年『大阪朝日新聞』)

赤魔を残滅せよ、病気を薬滅せよ!

征露丸のカゲキなコピー。もともと生露丸は、征露(ロシアを征す)丸と呼ばれていた。(昭和14年『大阪朝日新聞』)

最新除倦覚醒剤 ヒロポン

印度大麻もヒロポンも昔はふつうの市販薬だった。(昭和18年『京都新聞』)