「気をつけろ、スパイがいるぞっ」の巻


撃つんだ、勝つんだ、貯めるんだ、

5月27日海軍記念日に向けて三和銀行・住友銀行の「共同戦線」。ついつい貯蓄したくなるトントンコピー。(昭和18年『京都新聞』)

増産また増産で、米英の物質戦力を撃砕せよ!

こちらはビクターレコード「増産音頭」のコピー。朝日新聞社入選歌、とある。(昭和18年『東京朝日新聞』)

ヒットラー・ユーゲントを見て、明日のドイツの輝かしさを思う。第二の国民に不動の日本精神を養わせ立派な日本人とする為にゼヒとも『講談社の絵本』をお与え下さい。

説得タイプのプロパガンダ広告。第二の国民ってなんですか。(昭和13年『大阪朝日新聞』)

軍犬報国!

日本畜犬合資会社のキャッチ。ペットも総動員だ。(昭和19年『朝日新聞』)

あなたのお手許にあるダイヤモンドを根こそぎ動員して、一刻も早く兵器工場に送って下さい

軍需省航空工業会の広報記事。根こそぎ動員、が辛い。で、ダイヤモンドをなにに使うの?(昭和19年『東京朝日新聞』)

洩らすな灯火!恐るな敵機!

ランプ製造会社(マツダランプ)のコピー。洩らすな灯火、といいながらしっかり売りつけようとしている。後半のフレーズがホンネ。(昭和19年『東京朝日新聞』)

消火弾

玉越商会の商品。火事なんて悠長なこといってられない。爆弾で消火せよ!(昭和16年『東京朝日新聞』)

国防献金特別興行

主催者はかの吉本興業であった。(昭和12年『大阪朝日新聞』)

気をつけろ!スパイがいるぞッ

赤玉ポートワインもこんな意見広告をだしていた。(昭和16年『大阪朝日新聞』)