「決戦盆踊り」の巻
子宝報国
婦人薬 命の母のコピー。徴兵がだんだん少年たちに忍び寄ってくる、その背景が痛ましい。(昭和17年『朝日新聞』)
お宅で節約した電力が弾丸になり、戦車を造ります
この時代、一貫して広告出稿を続けたマツダランプのコピー。気持ちはわかるけど、論理が飛躍しすぎでは?そういう意味では純粋なイメージ広告とさえいえる。しかし、電球メーカーがなぜ?
決戦盆踊り
ポリドールレコードの歌。盆踊りも命がけ。当時、プロパガンダをリードしていたのは間違いなく音楽産業だった。(昭和18年『朝日新聞』)
体位の向上、戦力の昂揚 水虫にマクノール錠
戦時中は水虫の広告がやたらと多かった。それにしても体位の向上とは・・・(昭和18年『朝日新聞』)
一機、一艦、一弾、国債だ
平成の赤字国債に煎じて飲ませたいリアリズム。(昭和18年『朝日新聞』)
帝都一の錬成地、豊島園
この時代は帝都一。いまでは「史上最低」(自称)のとしまえん。(昭和19年『朝日新聞』)
帝国臓器のオバホルモン
社名も恐いけど、ネーミングも恐い。そういえばホルモン焼きっていつ頃開発されたネーミングなんだろう?(昭和19年『朝日新聞』)
造れ、送れ、電波兵器
沖電気のコピー。このころからハイテク路線ではあった。(昭和19年『朝日新聞』)
病毒を駆逐せよ 水銀内服薬コロイゲン錠
ところで、水銀って内服していいの?(昭和19年『朝日新聞』)