昭和20〜30年代の爆弾ネーミング
戦後、なぜか傑作が少ないのは、やはりモノ不足だったからだろうか。ネーミングに凝らなくても、パンはパンだけで売れたし、クスリなんか宝物だったんだろうね。とはいえ・・・あるある。困った商品&ネーミング。
勝札 政府が第二次大戦中に発売した富くじ。弾丸切手のような資金源か。 サッカリン 「砂糖の数百倍甘い」アマイ言葉にご注意。 ズルチン これも甘味料。甘さは「砂糖の250倍」。危険度も250倍か。 オバホルモン 女性用ホルモン剤。「オバ」はおばさんのこと?帝国臓器☆ ピカソパンケーキ 元祖パンケーキである。しかしピカソは困るんだ。 オペラ口紅 どんな口紅なんじゃ? 美人投票券つきたばこ 選ばれた「美人」の顔が見てみたい・・・ ルル ご存じ三共の風邪薬はこの頃、登場。ブランド名は今だに謎。 電気ブラン 神谷バーのあれ(ブランデー)ですね。電気は新時代の象徴か。 君が代 この場合、知的財産権とか肖像権とか・・・しかも商品はしらが染め。 ハッキリ これはメジャーな頭痛薬。ネーミングにも悩みがない。小林製薬 タビックス 旅行会社ではない。タビ(足袋)+ソックスの合成。指のある靴下。福助 ホネケーキ 今では一般名称かもしれませんが、この文脈で言えばやはり奇妙。 キムコ 冷蔵庫の定番。輸入品。でもキムコは絹子の変形みたいです。 いの一番 この時代に古典的ネーミングが光った。武田食品 リキホルモ 「総合強精保健剤」リキは力道山から。ホルモはホルモンのこと? ムウムウ みんなが着ていたホームウエア。東レ ナンバーワン この頃は、まだ(当社比)なんてなかった。合成洗剤。第一工業製薬 ☆オバホルモンの「オバ」は「卵巣(ovary)」のovaが語源です。(某医者さんの情報)